一八三八年六月、自分はかつて詐欺をしたことがあるので、利息をつけて、ミュラーを通じて本人に返済したいと言って来た人がいた。ミュラーはそれをそのまま郵送せずに、わざわざ銀行為替を組んでその人に代わって送金した。もし後日必要が生じたならば、送金の代理人として誠実に行動したことを証明できるように、公の記録に残しておくためである。「正直な人ほど、すべての人の目に正しいと見られるように注意深く事を運ぶ」という格言があるが、彼は全くそのままを行ったのである。
『信仰に生き抜いた人 ジョージ・ミュラー その生涯と事業』 A•T•ピアソン
P321-322より